Depot

Depot Boijmans Van Beuningen

オランダ、ロッテルダムにある Depot Boijmans Van Beuningen (デポ・ボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン)。設計はオランダを代表する建築事務所MVRDVを率いるWiny Maas。ここは現在改装中であるBoijmans Van Beuningen美術館の保管庫として計画されたが、単に閉じられた倉庫ではなく、世界初の一般公開された収蔵庫となっている。街の公園内に配置される建物は設置面積を最小限にするというロッテルダム市の要望のため、お椀型が採用され、また名称のDepotも英語で「倉庫」、オランダ語で「大きな釜」という意味も兼ねている。特徴的な外壁はミラーパネルを使用し、街並みや背景が映り込むことでこの突然現れた奇妙な建物が周知に溶け込み、存在感をかき消すことに成功している。建物内には絵画、彫刻、家具、陶器、服飾など様々な貴重な美術品が厳密な温湿度管理と共にガラスケースに保管され、一般の人はその一部を見学することができる。内装は近未来的で一見、入り組んでいるように見えるが、それは見る人に探索する楽しさを与えている。屋上はフラットな空間に様々な木々が植えられ、自然と一体となった気持ちの良い空間を創り出すという試みがなされている。現在、一般見学は予約が必要だが同時に無料のガイドツアーも行われおり、ただそちらは定員に限りがあるので早めの時間に訪れることをお勧めする。

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